菅首相 原発新増設「現時点では想定していない」 衆院予算委

菅義偉首相は4日の衆院予算委員会で、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする政府目標に伴う原発の新増設について「現時点では想定していない」と強調した。立憲民主党の枝野幸男代表への答弁。  枝野氏は、首相が50年に向けた電源構成について「原子力を含めてあらゆる選択肢を追求していく」と以前に答弁したことに触れて「30年後、稼働可能とされている原発のほとんどが耐用年数を超える。矛盾している」と追及したが、首相は「これまでもそう説明してきた」と述べるにとどめた。  首相は、日本学術会議の任命拒否問題に関して、現会員の出身や所属大学に偏りがあり、若手が少ないと指摘したことについては「今回の個々人の任命の判断とは直結していない」と答弁した。  また、立憲の岡田克也氏は、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備停止を受けて、安倍晋三前首相が敵基地攻撃能力保有も含めて代替策の検討を求めた談話について質問した。首相は「談話は閣議決定を得ていない。原則として効力が後の内閣に及ぶものではない」としたうえで、「私の内閣でもあるべき方策は考えていきたい」と述べた。敵基地攻撃能力の保有については「迎撃能力以外に抑止力を強化する方策について現在検討している段階だ」として、詳細な答弁を避けた。